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おひつじ座と火星

 
 昨年の10月の終わりに地球に大接近した火星は、今、地球から遠ざかりつつある。大接近の頃の明るく赤い姿には劣るけれど、夜半の空を見上げれば、やはりその赤い姿は目立つ存在だ。
 その火星がいるのは秋の星座のおひつじ座。黄道が通っているので名前は有名だけれど、慣れないとその姿をみつけることは案外難しい。
 これから火星はおひつじ座から離れ、おうし座へと向かっていく。
月と金星


 昨年末から夕方の西の空高く輝いていた金星も東方最大離角を過ぎ、内合に向かってぐんぐんと高度が落ちてきた。1月13日からは夕方の空からは姿を消し、明け方の東の空に輝きの場を変える。
 1月2日、その金星と月齢2の細い月が西の空で輝きを競っていた。

2006年
1月の星空