はくちょう座から続く天の川は北へ追っていくと、次第に淡くなっていく。
 そんな天の川にそって双眼鏡で眺めていくと、ときどきぼうっとした星の塊に出逢う。
 ペルセウス座にあるM34もそんなひとつ。望遠鏡で拡大するよりも、双眼鏡で眺めるのが楽しい天体のひとつである。

      M34  ペルセウス座散開星団






 

                      明るくなったスワン彗星 (C/2006 M4)

           
                                                 2006.10.29. 榛名山麓で撮影
  
 SWAN彗星(C/2006 M4)がアウトバーストをおこして4等台になったらしい…。というニュースを聞いて、月明かりの中、雲の切れ目をついて撮影を試みた。双眼鏡では明らかに恒星とは違った姿で見ることができ、写真では短いながら尾も写った。 



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さみしい秋の星でただひとつの一等星、フォーマルハウト。

みなみのうお座のα星で、正確な等級は1.17等という。

みずがめ座の下、南の空低く、

秋の孤高の星は静かに、

葉を落とし始めた雑木林に沈んでいく。

2006年

10月の星空


       秋の孤高   フォーマルハウト


                                         南の雑木林へ沈んでいくフォーマルハウト
      上の写真の解説の図
       

         


                                       






                         みずがめ座の天王星


今年話題となった冥王星は14等星と、見つけるには手強い。
 その代わり、やぎ座には海王星、みずがめ座には天王星が輝いている。とはいえ、明るい天王星でも5.8等。肉眼で見るのは難しい。
 写真に写った天王星は青く輝いていた。

 天王星は矢印の先。
 天王星の右上の一番明るい星は、みずがめ座のλ星で3.8等星。




2006.10.15. 撮影