雑木林の向こうにうしかい座が横たわる   2007.4.14. 東吾妻町萩生





まだ葉もついていない雑木林の上空に春の星座達が昇ってくる。

銀河のない春の夜空はなんだかのんびりしている。

これから暖かくなるという気持ちが心に余裕を与えているのだろうか。

同じような秋の星座が、冬の厳しさを予感させてさみしく感じるのに、

春の星座はもうすぐやってくる命の季節を予感させて、何やら暖かい。




M64 (かみのけ座・系外銀河)

M104 (おとめ座・系外銀河)

 
 Black eye galaxy = 黒眼銀河の別名を持つ銀河。銀河系から1700万光年も離れたところにあるという系外銀河である。
 銀河の中心から少し離れたところに見える暗黒帯がアクセントを添えている。それにしても、銀河を取り巻いているガスが中心付近と周辺部では反対に流れているというから驚きである。


 「ソンブレロ星雲」のニックネームを持つおとめ座の明るい系外銀河。おとめ座にあるとはいっても探し出すにはからす座からたどった方が早い。
 銀河をほぼ真横から見たエッジオンタイプの銀河で、その特徴は一直線に引かれたような暗黒帯である。
 銀河系からの距離は5000万光年とされている。 



       M53  (かみのけ座・球状星団)



 かみのけ座にはたくさんの系外銀河があるけれど、その中にあって、球状星団は銀河系内の天体である。
いわば近所の天体といえる。しかし、その遠近感は想像力を働かせるしかない。
 M53の実サイズは直径56光年。光がM53の右から左へ抜けるまで実に56年もかかるということになる。
 宇宙の大きさは想像をはるかに超える。





 ラブジョイ彗星 (C/2007 E2)

    
 今年3月15日、オーストラリアのラブジョイ氏によって発見されたラブジョイ彗星が南半球から明け方の空に姿を現した。
 4月26日の明け方、口径76mmの屈折望遠鏡で撮影すると、緑色の彗星独特の色を写し出すことができた。しかし、その姿を双眼鏡で確認しようとしても、見つからない。赤道義に同架した口径60mmの屈折望遠鏡でのぞいて、視野をゆっくり動かしてみて初めてその淡い姿を確認することができた。予報で7.8等星とあっても、拡散した姿では想像以上に暗くしか見えないのである。



2007年4月26日  03時01分 東吾妻町萩生にて






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