2008年

10月の星空



ペルセウス座α星付近


                  2008.10.28.撮影





ホームズ彗星が大アウトバーストしてからもう一年が過ぎた。

「事件」が起こったのは昨年の10月24日、現場はここペルセウス座だった。

天の川の流れる賑やかなペルセウス座で突如明るくなったホームズ彗星は、

どんどんとその姿を大きくさせながらペルセウス座α星・アルゲニブに近づき、

β星・アルゴルをかすめ、さらにカリフォルニア星雲へと、

淡くなりながらも巨大化しながらペルセウス座を一巡り。



ペルセウス座α星をホームズ彗星が駆け抜けていったのは昨年11月20日ころだった。

カメラをα星の方向に向けると、おりしも薄雲がα星をベールに包み、青白く幻想的に見せてくれた。

その姿は、ちょっと一年前のホームズ彗星を思わせるような光だった。



*ペルセウス座α星付近の星々は、Mel.20のカタログ番号が与えられ、散開星団としてのまとまりのある星だが、散開星団とするには、散開しすぎてしまっているようである。





カリフォルニア星雲 (NGC1499)   ペルセウス座・散光星雲 




 ペルセウス座ξ星の近くにある大きな散光星雲。(上の写真の一番明るい星がξ星)
 人の目には感じない電離した水素が出す波長656.3nmの光で光っているため、肉眼では見えない。天体写真を写す人たちは、この光をとらえようとデジカメの赤外カットフィルターを取り外すという改造を試みている。(この写真は無改造のカメラです)
 





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