2008年

7月の星空


  木  星   


 太陽系最大の惑星・木星。
 上のベルトのやや右よりに大赤斑がかろうじてわかる。
 
 口径20cm・焦点距離1800mmの望遠鏡にOr9mmのアイピースを使用し、コンパクトデジカメで撮影。
 たくさん撮影したコマの中から比較的よく写っている6コマを合成。
 しかし、この画像は情けない。晴れ間がほしい!
 


夕立の後、雲が切れ、上弦過ぎの月が顔を出してきた。

7月の星空は貴重品。

冬のように月のない夜を選んで空を見るなんて贅沢はとてもできない。



月の光の中の木星は「衝」を過ぎたばかり。

けれど、一年で一番地球に接近した直後というのに、今年の木星の位置はどうも南に低すぎる。

望遠鏡を向けると、案の定、夕立の後の空気が陽炎のようにゆらゆらと木星を揺らせる。

光軸の調整がされていない口径20cmのカタディオプトリック光学系の望遠鏡と大気の揺らぎが相まって、

細かい木星の模様まではとても見えない。


星を見る者にとって、梅雨はなんとも恨めしい季節である。








     月面  −虹の入り江の夜明け− 


 7月12日、雲間の向こうから月齢9の月が顔を出してくれた。

月面のガイド





月面  −コペルニクス付近−





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