2009年

10月の星空


おうし座



東の空からプレアデスが昇ってくる。

プレアデスの下からはヒアデスと赤いおうしの目玉・アルデバラン。

全天88の星座の中でも、このおうし座ほど星の並びと姿が一致するものもない。

ぎょしゃ座の方向へ向かって、二本の角を振りたてて突進するバッファロー。

おうし座の頭付近にもよく見ればいくつもの暗黒星雲がある。

ここは淡い銀河の流れの中なのだ。




だが、冬の淡い銀河の流れもまだ凍るような寒さではない。



上の写真のガイド


オリオン座流星群


 2001年のしし座流星群大出現を的中させた「ダスト・トレイル理論」。
 それによれば、オリオン群の母彗星であるハレー彗星のダストの軌道は、ここ数年活発なオリオン座流星群の活動とよく合っているという。そして今年地球が出会うダストは、ハレー彗星が紀元前1265年と紀元前910年に放出したものである、という予報が出されていた。
 今から3000年以上前にハレー彗星から放出されたダストが2009年10月、地球へやってきた。



2009年10月22日 02:34ころ


オリオン座流星群の観望記録

日にち 観察時刻 時間 流星数 備考
オリオン群 その他の流星
10月19日 23h30m - 24h00m 30分間 2 1
10月20日 00h00m - 00h30m 30分間 0 3
00h30m - 01h00m 30分間 1 1
01h00m - 01h30m 30分間 2 1
01h30m - 02h00m 30分間 2 4
02h00m - 02h30m 30分間 0 6
02h30m - 03h00m 30分間 3 2
03h00m - 03h30m 30分間 5 0
03h30m - 04h00m 30分間 3 3
10月20日 23h 30m - 24h00m 30分間 1 0 すじ状の薄雲あり
10月21日 00h00m - 00h30m 30分間 2 1
00h30m - 01h00m 30分間 4 2
01h00m - 01h30m 30分間 6 4
01h30m - 02h00m 30分間 2 2 薄雲出る
02h00m - 02h30m 30分間 3 2
02h30m - 03h00m 30分間 1 1
03h00m - 03h30m 30分間 3 1
03h30m - 04h00m 30分間 6 2
10月22日 00h00m - 00h30m 30分間 2 2
00h30m - 01h00m 30分間 5 1
01h00m - 01h30m 30分間 1 2
01h30m - 02h00m 30分間 4 2
02h00m - 02h30m 30分間 7 3


これはオリオン群ではなく、散在流星
2009年10月20日 00h23mころ

こちらはオリオン座流星群の流星
2009年10月21日 02h58mころ



目覚めるか!? 太陽 

 先月中旬に現れた小さな黒点群はすぐに消え、再び長い無黒点状態になるかと思われた… が、10月28日には北半球西縁よりに9月のものよりも大きい黒点群が出現。これから少しずつ活発な太陽へ変わっていくのだろうか。



2009年10月29日の太陽



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