2009年
11月の星空



ぎょしゃ座中心部の散開星団たち

2009.11.18. 撮影





元気のない太陽面とは関係ないかのように暖冬の気配。

星を見るには暖かいのがいいのだけれど、何か物足りない。

淡い冬の銀河が似合うのは切れるような冷たさの中。

寒風にまたたく冬の一等星たちのキレもいまひとつか…。


上の写真のガイド



アンドロメダ星雲 再び


2009.11.14. 撮影 



天上にアンドロメダ星雲がぼっと見えると、つい、レンズを向けたくなる。

大宇宙にぽっかりと浮かんだアンドロメダ星雲の姿は、星を見始めたころの憧れの姿だ。

おりしも宇宙戦艦ヤマトが24年ぶりに復活するという。

昔、想像を遊ばせたアンドロメダの銀河にヤマトの飛ぶ姿が重なる。








NGC1300 付近 (エリダヌス座)

M77付近 (くじら座)


上の写真のガイド


NGC1301  うず銀河    11.2等

NGC1297  レンズ銀河  12.9等

NGC1300  うず銀河    11.2等


上の写真のガイド


M 77     うず銀河   9.6等

NGC1055 うず銀河   11.6等

NGC1072 うず銀河   14.2等



アンドロメダ銀河に比べるとはるか彼方の銀河。

小さな望遠鏡がとらえた系外銀河は豆粒のよう。





しし座流星群 2009


2009年11月18日  04h39mころ
 大出現するかも !?  の予報は、メディアによっては1時間あた500個なんてものもあった。
 が、実際のしし群が近づくにしたがって、少しずつトーンダウンし、最後には国立天文台さえ、オリオン群のときのようなキャンペーンも行わず、“興味のある人はどうぞ”のレベルとなってしまった。
 ところがどうして、1時間あたり500個にはとても及ばないものの、オリオン群よりも活発な出現だったようだ。
 もっとも、ずっと悪天候のため、榛名山麓で見られたのはわずか1時間程度しかなかったのだけれど。

  


榛名山麓での記録

2009年11月18日
時 刻 しし群の流星 その他の流星
04:00〜04:30
04:30〜05:00







発見前のエリダヌス座新星  KT Eri

 11月25日に山形の板垣公一氏によって発見されたエリダヌス座の新星「KT Eri」は、実は発見時にはすでに減光中であったため、発見以前に撮影された画像に写り込んでいる可能性がある - との報道があった。
 さっそく調べてみると、しし座流星群のときの画像がある。広角で撮影したものであるけれど、拡大してみれば、たしかにそこには発見前のエリダヌス座新星が写っていた。




← の間に問題の新星がある。

2009.11.18.撮影





   上の写真の拡大

 緑色の数字は恒星の等級を示している。
 新星は7等級くらいだろうか。







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