2009年
12月の星空

ふたご座流星群の流星


2009.12.15.  榛名山西麓


10月のオリオン座流星群。

11月のしし座流星群。

そして、12月のふたご座流星群。

秋から冬にかけて、注目の流星群が続いた。

2009年の最後を飾るふたご座流星群は、予想以上の大出現。

凍るような空気を切り裂いて、榛名山の上空にもいくつもの明るい流星が飛んだ。

12月の夜空は活気に溢れていた。






惑星状星雲・NGC246 と 系外銀河・NGC255      くじら座

 中央より下にある青っぽくて丸いのがNGC246、中央より上にある小さなぼっとしたのがNGC255。

 NGC246はタイプVbの惑星状星雲とされている。こちらは銀河系の内部の天体。

 NGC255は12.4等星の銀河系の外にある別の銀河。






月齢1の月と水星

 水星の東方最大離角の前日、月齢1の細い月と水星が西の夕空でランデブー。

            2009.12.18.



月齢2の月    2009.12.19.

 月齢1の月ではクレーターさえ見えなかったが、1日経過して、クレーターが確認できるようになってきた。
 地球からの照り返しが月の暗い部分を照らしだしている。

  


月齢3の月  


これぞ三日月!      2009.12.20.

   


木星と海王星

 やぎ座の中では、木星と海王星がニアミス。低倍率の望遠鏡では同視野に眺めることができた。
 あのガリレオも実は海王星の存在を木星観測中に知っていたとか!? 今回の木星と海王星のニアミスはガリレオが見てから何度目の遭遇なのだろうか。

 2009.12.23.



 ホーウェル周期彗星(88P)

 木星と海王星のいるすぐ近くにホーウェル周期彗星がいた。 
 夕方の西の空に慌ただしく、やっとその存在を写し出せた。


    2009.12.20.





ふたご座流星群

 2009年のふたご座流星群は期待以上の大出現。

 左の写真には3つの流星が写っているのだが…
 この解像度では無理か?!


榛名山麓での記録
日にち 観察時刻 時間 流星数 備考
ふたご群 その他の流星
12月12日 21h35m - 22h00m 25分 3 1 気温1℃
22h00m - 22h30m 30分 2 3
22h30m - 23h00m 30分 2
23h00m - 23h30m 30分 5
23h30m - 24h00m 30分 6 1 ふたごβ群1
12月13日 00h00m - 00h30m 30分 5 1 ちぎれ雲飛ぶ
00h30m - 01h00m 30分 1 ちぎれ雲飛ぶ
01h00m - 02h00m 30分 3 1 気温-2℃
12月15日 00h00m - 00h30m 30分 12 1
00h30m - 01h00m 30分 14 3
01h00m - 01h30m 30分 17 3
01h30m - 02h00m 30分 13 3 気温-9℃
02h00m - 02h30m 30分 7 1 薄雲出る  




こぐま座流星群


 ふたご座流星群の後、ときとして、突発を起こして大出現をするこぐま座流星群。ふたごの大出現に、もしや…の予感で眺めてみたのだが。


日にち 観察時刻 時間 流星数 備考
こぐま群 その他の流星
12月22日 22h00m - 22h30m 30分 1 1
22h30m - 23h00m 30分 1 2 気温 -6℃



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