2011年
2月の星空


夜空の赤いバラ 


“バラ星雲”こと NGC2237〜39,NGC2246,NGC2244


暗黒の宇宙に浮かぶまっ赤なバラ。
このバラは冬の大三角の中にあるいっかくじゅう座に咲いている。
だが、写真集で見て、こんな赤い星雲の姿を期待して望遠鏡をのぞくと必ずガッカリする。
バラ星雲は見えない星雲なのだ。
見えないものを見たくて、カメラを向ける。
夜、空に向かってシャッターを切るということは、そんなものだ。
待望の改造カメラを手に入れて、最初に向けたターゲットは、そんな見えない赤いバラだった。



馬頭星雲 〜オリオンの黒い馬〜


バラ星雲と並んで有名だけれど、やはり見えない星雲が馬頭星雲。
オリオンの三ツ星の一番左端のζ星にくっつくようにこの星雲はある。
赤い水素ガスの輝きを放つIC434を暗黒星雲のB33が隠し、黒い馬の首を浮かび上がらせている。
距離差のある星間ガスが描き出した絶妙な姿。




にぎやかになりつつある太陽面




2011年2月22日の太陽面と黒点群のクローズアップ


 太陽面には時々大きな黒点群が現れるようになった。これからどんどん活発な太陽になっていくのだろう。変化のあるのは見ていて楽しい。

 


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