2012年
7月の星空

天の川


     2012.7.16.  榛名山西麓で撮影


 夜空に雲のように見える天の川・Milky Way に初めて望遠鏡を向けて、それが星の集団だと見抜いたのはガリレオ・ガリレイだったという。
 1788年。この天の川から銀河系の形を推測したのは、天王星の発見者として有名なウィリアム・ハーシェル。
 20世紀になると、ヤコブス・カブスタイン、ハーロー・シャプレーらによってより正確な銀河系の姿が明らかになってきた。
 そして、今。
 銀河系の中心には巨大ブラックホール。そして謎の質量・ダークマターが銀河の大部分の質量を占めているのではないか、という。
 天の川はいつの時代にも謎に満ちている存在だ。




沈んでいく春の星座

 梅雨の終わりのころ、ようやく星空が戻ってきた。
 そのころにはもう春の星たちは西の空に傾き、姿を消そうとしている。
 この星たちに再び会うのは季節が変わって、東の空になる。
上の画像のガイド








M17付近




“オメガ星雲”の別名がある散光星雲のM17。が、どう見たらオメガ・Ω・ωに見えるのか頭をひねってしまう。
 それにしても、いて座のあたりは赤い散光星雲と黒い暗黒星雲が銀河の淡い星をバックにして複雑に絡み合っていて見ごたえ十分の場所である。



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