2012年

8月の星空

M27 Dumb-Bell nebula (こぎつね座・惑星状星雲)   

2012年8月24日撮影


 天の川が真ん中を通る夏の星座にあって、こぎつね座を見つけるのは難しい。
 夏の大三角形の中にあるというのに、めぼしい明るい星がないのだ。
 M27はその目立たないこぎつね座で唯一といってもいいメジャーな存在。
 中心には12等級の中心星が輝き、そこから噴出されるガスは今も拡大しているのが確認されているという。
 その拡大のスピードを逆算していくと、中心星のカタストロフは3〜4000年前とか。
 縄文時代の終わりのころ、忽然と天の川の近くに出現した光を縄文人たちは見つけることができたのだろうか。





M56 (こと座・球状星団)


2012年8月24日撮影


 こと座にはメシェ天体が2つある。
 M56と57。
 方や惑星状星雲としてよく望遠鏡を向けられるドーナッツことM57。
 方やメシェ天体の中では小さな球状星団のM56。
 忘れられがちなM56だけれど、さすがはメシェ天体。それなりに明るい。




金、1勝2敗!

2012年8月14日 金星食

5月の金環食○、6月の金星の太陽面通過×、8月の金星食×。

 「曇りがち」の天気予報の外れを願いつつ、東側がよく見える榛名山・高根展望台へと深夜のドライブに出たのだが…。月を見せてくれたのは、金星が月の向こう側に隠れているほんのわずかな時間だけで、金星と月のツーショットは雲の向こう側。夜明けまで待っていたのに、結局その日2度と月は現れてこなかった。

雲間から現れた月齢26の細い月。




夜明け。 晴れそうで晴れないまま、東の空から朝焼けが始まった。
眼下には渋川、前橋の光





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