2013年
1月の星空


古賀良山の上の大小北斗


2013.1.3.  榛名山西麓にて撮影



 極寒の榛名山麓。
 強い冬型では北から雪が飛んでくる。
 晴れたと思っても、実は北の地平線には上越国境や信越国境にかかった雪雲が頑張っているのだ。
 そんな日は特に寒さが堪える。
 しぶんぎ座流星群極大の夜、凍りついた北の空に、雪雲を越えて大小北斗が昇っていた。

上の写真のガイド





雪雲の上の星空


榛名山西麓から草津方向を望む

 榛名山から北西の方向を見ると、地平線付近にだけ雲がかかっている。
 あそこの下は雪が降っているのだろうな…、と思わせる冷たい雪雲だ。
 その雪雲がスキー場の照明で緑色やらオレンジ色に輝いている。
 まるでオーロラのようだけれど、人工の光と分かっていると少々興醒めしてしまうのも仕方ない。






バーナードループ



2013.1.5.撮影
 オリオンの大星雲を取り囲むようにあるバーナードループはとても大きい。
 この画像は短焦点の望遠鏡で写野を赤緯方向にシフトしながら4カット撮影して、画像ソフト上で合成したもの。それでも、バーナードループの一部分を見ているにしか過ぎない。






リニア彗星(C/2012 K5)


2013.1.8.撮影
 
 彗星の年・2013年のさきがけはリニア彗星だった。
 小さいながらも、久しぶりに彗星らしい尾を引いて冬の星座の中を駆け抜けていった。






もう一つのリニア彗星(C/2011 UF305)


2013.1.10.撮影
 リニア彗星はたくさんある。
 LINEARサーベイが次々と新しい彗星を見つけているので、「リニア彗星」は空にいくつも存在してしまうことになってしまった。
 こちらのリニア彗星には   C/2011UF305 の番号が与えられている。
 撮影した日の予報光度は10.6等。わずかに彗星らしい尾が見えていた。


 









へ戻る
昔の星空へ