2013年
10月の星空


宵の明星


2013年10月27日 榛名山西麓から


 寒くない10月の空に金星がひときわ明るい。
 夕方の西の空、マイナス4等級の光は、晴れていればまだ日が暮れる前からその存在を誇示している。
 この金星の光が透明度の高い冬の空気の中で光りはじめると、いよいよ木枯らしの季節だ。

 



天馬  ペガスス


2013年10月12日 榛名山西麓


 秋の夜空はさみしい。
 秋の星座の中で1等星はホーマルハウトただ一つしかない。
 夏と冬の絢爛とした銀河の流れの合間の地味な星座たち。
 夏、冬、そして春には大三角形が存在するけれど、秋は四角形。
 それも2等星と3等星の作るすこし地味な四角形だ。
 天馬・ペガススの四角形 − だが、その一つはアンドロメダ座からの借りものである。
上の写真のガイド



とかげ座の散開星団 NGC7243


2013年10月12日  榛名山西麓


 とかげ座ははくちょうざの北側にあって、どっぷりと銀河の流れの中に浸かっている。そのわりに明るい星はなく、一面に細かい砂をばらまいたような星空になって、アクセントに乏しい。
 散開星団・NGC7243はそんな銀河の中に埋もれるようにしてある。



NGC7332とNGC7339 ペガスス座・系外銀河


2013年10月26日 榛名山西麓
 ペガスス座には系外銀河が点在している。
 ペガスス座λ星の近くにあるのはこのNGC7332(下側)とNGC7339(左上)。

 NGC7332は12.1等のレンズ銀河。
 NGC7339は13.1等のうず銀河。





  アイソン彗星 (C/2012S1)

 彗星イヤーの本命・アイソン彗星。
 10月の最後にやっと捉えた姿は少し貧弱だった。これからの増光に期待!

  2013年10月31日
  榛名山西麓で撮影



撮影記は こちら




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