2013年
12月の星空


北天


2013年12月30日  榛名山西麓


 北の星が反時計回りに時刻を刻んでいく。
 北極星の左側では夏から秋にかけて天高く存在感を示していたカシオペアが高度を下げ、北極星をはさんで右側では、北斗七星が、ぐんぐんと高度を上げていく。
 北斗七星が空高くなるようになると、もう春は近い。



水星食 


2013年12月2日  榛名山・高根展望台


 12月2日の日の出の直前。
 月齢28.3の細い月が東の空から昇った直後に−0.6等の水星は月の左下に消えていった。






ラブジョイ彗星 (C/2013 R1)


 アイソン彗星消滅で、一躍本命となったのはラブジョイ彗星(C/2013R1)だった。
 アイソン彗星の存在がなければ、もっと話題になったはずのラブジョイ彗星は想像以上に長い尾を見せてくれた。


2013年12月2日  榛名山・高根展望台
 ISO800 で120秒の露出をした7カットを彗星のコマを基準に加算平均で合成すると、数本の鋭い尾が長く見えていた。
 彗星が星空の中を動いてくため、彗星のコマを基準に合成すると、バックの恒星は流れて表現されることになる。


 2013年12月1日
 榛名山・高根展望台

 ISO800で120秒露出をした6カットを恒星基準で加算平均で合成。
 尾は写野からはみ出していた。




 2013年12月8日
 榛名山・沼の原

 ISO800で120秒露出をした7カットを恒星基準で加算平均で合成。


 


 2013年12月13日 
 榛名山・高根展望台

 ISO800で120秒露出をした5カットを恒星基準で加算平均で合成。

 尾の中ほどに濃い部分がみられる。






リニア彗星(C/2012 X1)

 2013年12月1日
 榛名山・高根展望台

  ISO800で120秒露出をした7カットを彗星基準で加算平均で合成。

 わずかに尾が画面上方に伸びている。



 2013年12月13日
 榛名山・高根展望台

 ISO800で120秒露出をした5カットを恒星基準で加算平均で合成。
 

 





ネブスキ彗星(C/2013 V3)

 2013年12月8日
 榛名山・沼の原

 ISO800で120秒露出をした3カットを恒星基準で加算平均で合成。

 一番明るく写っている星はしし座のγ星・アルギエバ(2.6等)。
 ネブスキ彗星は  と  の交わるあたりにある青緑色の天体として写っている。





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