2013年
3月の星空

沈むオリオン


2013.3.9.  高崎市倉渕町相満から撮影


 数多くの1等星をちりばめた冬の星座が西の空に消えていく。
 オリオンが消えていこうとしているのは浅間山から浅間隠山のあたり。
 遠くにある浅間山と近くの浅間隠山は夜空の下では二つ並んで同じような高さに見えている。
 やがて、その浅間山と浅間隠山の間に、リゲルが沈んでいった。
 

 


春の系外銀河


しし座のトリオ (M65,M66,NGC3628)


2013.3.11.撮影
 上   NGC3628
 右下  M65
 左下  M66



 


M51 (りょうけん座・子持ち星雲)


2013.3.15.撮影

こちらは、本家・子持ち星雲。

NGC4656(右下),NGC4631(左上)  


2013.3.15.撮影

 NGC4631の左側には小さな銀河・NGC4627がくっつくようにしてある。腕の先が曲がったように見えるNGC4656のその部分はNGC4657という別の銀河。
 まるでダブルの子持ち星雲のようだ。



パンスターズ彗星(C/2011 L4 Pan STARRS)


2013.3.14. 埼玉県本庄市児玉町から撮影



2013.3.14. 埼玉県本庄市児玉町

 望遠レンズで撮影した数枚を加算平均で合成してみると、彗星らしい尾が見えてきた。



 通常、彗星の名前は発見した人の名前が先着3人まで付くものだが、この「パンスターズ」は人の名前ではない。
 「Pan STARRS」 は Panoramic Survey Telescope And Rapid
Response System」の頭文字をとったものなのだとか。
 「リニア」とか「スペースウォッチ」とか「ニート」とか、スカイ・サーベイからつけられた彗星はどんどんと増えている。

 彗星の年・2013年の目玉の一つがこのパンスターズ彗星。
 2013年3月10日の近日点通過のころは、肉眼彗星になるのでは…。と期待されたのだけれど、肉眼で見つけ出すのはちょっと厳しかった。
 冬型の澄み切った空気であれば、あるいは見えたかも…、と思うけれど、春霞に加えて黄砂、そしてPM2.5までも加わって、双眼鏡で見つけるのがやっとだった。
 


  2013.3.15.
榛名山西麓・弥栄から

 雲の切れ間、モヤの向こう側に辛うじて彗星の姿を見つけた


  2013.3.21.
埼玉県本庄市児玉町から

 彗星を基準にして17カットの画像を加算平均で合成してみた。

 














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