M13 ヘラクレス座・球状星団 |
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2014.4.5. 榛名山西麓で撮影 |
地球以外にも知的生命体がいるのではないか…? 1974年、プエルトリコにあるアレシボ天文台から、まだ見ぬ知的生命体に向けてメッセージが発せられた。 アレシボ・メッセージと呼ばれるこの電波は、SETI(Search for Extra-Terestrial Intelligence)の最初の試みとして記憶されている。 そのメッセージの行き先は、1914年にエドモンド・ハレーによって発見されたM13だった。 「宇宙に知的生命体がどれくらい存在するのか」ということを推定した「ドレイクの方程式」を考えたフランク・ドレイクや、著名な天文学者だったカール・セーガンなどが考えたメッセージは、素数の23と73を掛け合わせた1679ビットで構成されていたという。 まるでパズルのようなメッセージに載せられていたのは、DNAを構成する元素の原子番号、DNAの二重らせん構造の絵、人の姿、太陽系の絵、そしてアレシボ電波望遠鏡の絵、などだった。 地球人類よりもはるかに発達した知的生命体ならば、このパズルを解くのは容易なはず…、と考えたのだろう。 M13までの距離は22000光年。 今から40年前に地球から放たれた電波は、地球から40光年の彼方を飛んでいるはずだ。 その電波がM13に届くのは約2万2000年後。 もしも、奇跡的に知的生命体がそのメッセージを受け取って、電波で返事を返してくれたとすれば、地球に届くのは4万4000年後のこと。 人類の子孫たちはどんな姿をしていることだろうか。 |
パンスターズ彗星(C/2012 K1)2014.4.25. 榛名山西麓で撮影
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