2016年
11月の星空


NGC253  ちょうこくしつ座・系外銀河


2016.11.5.  榛名山西麓





 7.7等級、視直径27.7′×6.8′という系外銀河にしては明るく、大きな姿をしているNGC253だが、いま一つ知名度が上がらないのは、メシェナンバーが付いていないことと、赤緯−25°という南の地平線に近いという位置の問題があるのだろう。
 ちょうこくしつ座が南の空に顔を出す季節は比較的晴れ間が多いので、見ようと思えばそんなに苦労するものではない。
 秋の孤高の星・フォーマルハウトが南の空低くに見えると、眺めたくなる銀河だ。

 


NGC288  ちょうこくしつ座・球状星団


2016.11.6.  榛名山西麓



 NGC288があるのはNGC235よりもさらに南。
 少し無理をすれば望遠鏡の直焦点の写野に一緒に捉えられそうだ。
 NGC235を確認すると、雑木林の上をかすめるように日周運動していくこの球状星団もセットでついてくるみたいだ。
 すぐ近くに見える両者だけれど、NGC288は銀河系の中にあるのに対し、NGC235は銀河系の外。その大きさも比べ物にならない。

 



アルデバラン食

2016年11月16日  

雄牛の目玉・1.1等星アルデバランの前を満月を少し過ぎた大きな月が横切っていった

5分間隔で撮影した画像を合成





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