2016年
12月の星空


光の洪水と昇るしし座


2016年12月20日  榛名山 上ノ山公園から



 関東平野は光に溢れている。
 榛名山の東には、渋川、前橋、高崎の街の光。
 北を見れば、赤城山の西側を北へ向かって流れる利根川の流れにそって、光が連なっていく。
 あの光の中にあっては星の光はとても太刀打ちできない。
 光の洪水の少し上空で、かろうじて受け取れた微かな星たちの光。

 


子持山の上の北斗七星


2016年12月20日  榛名山 上ノ山公園


水沢山の上のおおいぬ


2016年12月20日  榛名山 上ノ山公園





月あかりの夜に沈むはくちょう


2016年12月10日  榛名山西麓


 光の洪水の榛名山の東側と対照的に、西側にはのどかな暗い空が広がる。
 満月前の月齢10の月が上空にあって、地面さえ見えるような夜だが、それでも関東平野の光の洪水の中よりも多くの星が夜空にはあった。

 


西空の金星と水星



2016年12月11日  榛名山西麓

 澄みきった冬の空にひときわ明るく輝く金星。
 その右下を注意深く探すと、まだ夕焼けの赤い空の中にスカイラインへ消えていこうとしている水星があった。



NGC891 (アンドロメダ座・系外銀河)


2016年12月28日  榛名山西麓


 アンドロメダ座といえばM31・アンドロメダ大星雲がまず思い出される。
 NGC891はその陰に隠れて、陽の目を見ることは少ない銀河だ。
 エッジオン銀河の中央には暗黒帯が綺麗に見えている。
 


IC348 (ペルセウス座・散光星雲)付近


2016年12月28日  榛名山西麓


 ペルセウス座ο星のあたりに広がるガスをあぶり出すには、もっともっと時間が必要なようだ。



本田・ムルコス・パデュサコバ彗星
(45P/Honda-Mrkos-Pajdusakova)


2016年12月29日  榛名山西麓


この彗星についてはこちらにもあります



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