2018年
7月の星空



M25  いて座の散開星団



榛名山西麓で撮影


 散開星団のなかでも疎らな星の集まりであるM25は、天の川のひときわ濃いあたりにあって、その存在感は少しばかり薄い…?
 NGCカタログの前身にあたるジェネラルカタログを作ったウィリアム・ハーシェルの息子・ジョン・ハーシェルはなぜかこの天体をカタログに入れていなかったという。双眼鏡でもわかるというのに。今となっては、永遠の謎というところだろうか。




      たて座の散開星団 NGC6664からM26にかけて


榛名山西麓で撮影


 たて座で一番明るいα星の視等級は3.83等でしかない。この明るさは街中ではまず見えない。
 だが、ひとたび暗い郊外でたて座を見るとその姿は驚くほど違ったものに見えてくる。天の川の特に濃い部分にあたるたて座は雲がかかったよう。
 たて座のα星のすぐ隣にあるのがNGC6664。散開星団とはいえ、天の川の一部のようだ。
上の写真のガイド


 

火星大接近の頃


2018.7.31.  榛名山西麓


 15年ぶりの大接近! …と、一部の間では大騒ぎ。
 確かに、あの明るく赤い火星の姿は何も知らない人でも目に付いたことだっただろう。
 しかし…。最も接近するというころは連日薄雲がかかったような寝惚けた空。






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