2021年
12月の星空



雑木林の上空を巡る星々


2021.12.29.  榛名山西麓の雑木林



 落葉し、空の上まで見えるようになった夜の雑木林。
 フィッシュ・アイのレンズを付けたカメラを真上に向けてしばし放置すると、不思議な画面ができあがってきた。

 


牡牛の目玉とヒアデス


2021.12.29.  榛名山西麓


 赤々と燃えるようなアルデバランは牡牛の目玉。赤色巨星として死にゆく星。
 そこに重なるのは生まれて間もない若い星団・ヒアデス。
 ヒアデス星団はあたかもそのアルデバランをメンバーの一人としているようにみえるけれど、まったくの“他人”なのだ。

 そのアルデバランへ、1972年に打ち上げられた木星探査機「パイオニア10」が向かっているのだという。もう50年も宇宙空間を飛び続けていることになる。
 だが、木星探査のミッションを終えたこの探査機との通信は2003年を最後に途絶えているというから、人類はパイオニア10がアルデバランへ到達したかどうかを知る術はない。
 もっとも、アルデバランにたどり着くのは170万年後。はたしてそのころまで人類というものが存在しているのかどうか、そして、そのときアルデバランがまだそこにあるのかどうか…?


 



レナード彗星 C/2021 A1



2021.12.3.  榛名山西麓



2021.12.5.  榛名山西麓



2021.12.18.  榛名山南西麓

明け方の空から夕方の低空にまわったレナード彗星を望遠鏡でとらえることはできず、かろうじて固定撮影で存在を確認するだけとなった




 

アトラス彗星  C/2019 L3



2021.12.3.   榛名山西麓


2021.12.29.  榛名山西麓

※ 12/3の画像と12/29の画像はトリミングの割合が異なります



 

ふたご座流星群


ふたご座流星群は安定した出現で、たくさんの流星が見られました


  流星の写った6カットを比較明で合成   2021.12.12〜13.  榛名山西麓

2021.12.12〜13.の記録
時 刻 ふたご群の
流星数
その他の
流星数
HR 備 考
23h15m - 23h30m 3 12 月明かり 雲量0
23h30m - 23h45m 3 12
23h45m - 24h00m 5 1 20
00h00m - 00h15m 5 2 20
00h15m - 00h30m 7 28
00h30m - 00h45m 6 24
01h45m - 01h00m 6 24
01h00m - 01h15m 3 12
01h15m - 01h30m 5 20
01h30m - 01h45m 5 20 月没
01h45m - 02h00m 9 2 36
02h00m - 02h15m 5 20
02h15m - 02h30m 8 32 暗い流星多い
02h30m - 02h45m 6 1 24
02h45m - 03h00m 6 1 24
03h00m - 03h15m 5 20
03h15m - 03h30m 4 16
03h30m - 03h45m 8 2 32
03h45m - 04h00m 7 28
04h00m - 04h15m 4 1 16
04h15m - 04h30m 3 1 12






12月の太陽

12月の上旬、いまひとつ元気に欠けるように見えた太陽は、中旬以降元気を取り戻した!?


2021.12.16.


2021.12.20.

2021.12.21.

2021.12.22.

2021.12.24.

2021.12.25.

2021.12.28.

2021.12.29.

2021.12.30.


NOAA 2907,2908,2909の変化


2021.12.16.


2021.12.20.


2021.12.21.


2021.12.22.


2021.12.24


NOAA 2916

NOAA 2918


2021.12.24.


2021.12.24.

2021.12.25.


2021.12.25.

2021.12.28.


2021.12.28.
 
2021.12.29.

   
2021.12.29.
 
2021.12.30.
   








へ戻る
昔の星空へ