2021年
6月の星空




“子持ち銀河” M51


2021.6.8.   榛名山西麓で撮影

 フェイスオン銀河のNGC5194。
 NGC5194からの延びる手につかまるようにしてあるNGC5195。
子持ち星雲≠アとM51は2つの銀河が合体した姿だ。
 2つの銀河が引かれあって衝突を始めたのは地球に人類が出現する遥か前のことだろう。
 そして、長い時間の果てに2つの銀河は合体し、1つの別の形の銀河へと姿を変えていく。
 その完成された姿となるのは数万年、数億年、あるいは数十億年先のことか。



“黒眼銀河” M64


2021.6.10.  榛名山西麓で撮影


 大きな暗黒帯を持ったM64は黒眼銀河のニックネームを持つ。
 たくさんの塵が恒星の光をさえぎって大きな眼≠作っているのだ。
 ダイナミックな渦巻銀河… と思ったが、ここにも思わぬ秘密が…。
 中心部を占める大部分の天体の回転方向と、周辺部の天体の回転方向が逆、であるとは!
 この事実から導き出されてきたのは、遠い過去に起こった2つの銀河の衝突なのだそうだ。
 今は外見上、渦巻き銀河のような姿を見せているが、遠い過去、M64も子持ち星雲≠フような姿をしていた時期があったのかもしれない。






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