2025年
10月の星空




はくちょう座γ星の南を流れる天の川の一角


2025.10.13.  榛名山麓から


 世の中はすっかり秋の気配だが、10月の夕暮れの空にあるのは夏の大三角。
 天の川の流れは頭の上。 宵の頭上にはまだ夏が残っている。
 夏のはっきりしない空が終わり、やっと透明度の高くなってきた夜空で、そんな天の川の一角をクローズアップしてみた。


 





レモン彗星 ( C/2025 A6 Lemmon )

レモン彗星のいる空

2025.10.17.  榛名山西麓から

初めてレモン彗を確認できた夜空。 小さな姿で尾を引いていたのだが、とてもこの画像では確認できそうもない。



レモン彗星のいる空2


2025.10.23.  榛名山西麓から

雲間にやっと尾を引く彗星の姿をみつけた。



レモン彗星のいる空3


2025.10.27.  榛名山西麓から

高度が上がり、尾もはっきり。 しかし、月明りが…



2025.10.27.のレモン彗星


2025.10.27. 榛名山西麓から

まっすぐのびるイオンの尾(タイプT)と曲がったダストの尾(タイプU)が確認できる



レモン彗星のいる空4


2025.10.28.  榛名山西麓から

月明りの影響で夜空が明るく、そして青く



2025.10.28.のレモン彗星


2025.10.28. 榛名山西麓から

前日よりも2つの尾がはっきり確認できた



2025.10.29.のレモン彗星


2025.10.29.  榛名山西麓から



2025.10.30.のレモン彗星


2025.10.30.  榛名山西麓から

月明りと薄雲のかかった悪い条件下だったけれど尾ははっきり





今年は 宇宙戦艦ヤマト 50周年記念 のアニバーサリーイヤー !!

 10月の空の主役は明るい2つの彗星だった。
 宇宙戦艦ヤマトで彗星といえば、何といっても「さらば宇宙戦艦ヤマト」で登場した白色彗星帝国! 彗星の姿をしていて、その中に人工都市、そしてさらにその中心には超巨大戦艦という3段構えの構造は強敵そのものだった。
 これまでいろいろ彗星を見てきたけれど、いちばん「白色彗星」に似ているなと思ったのは1983年にやってきた「アイラス・荒貴・オルコック彗星 (C/1983 H1)」。肉眼でも見えたこの彗星は、尾を見せることなく、ボーっと白く広がった姿で地球に超近距離まで接近し、あっという間に空を駆け抜けていってしまった。




スワン彗星 ( C/2025 R2 SWAN )

2025.10.13.のスワン彗星


2025.10.13.   榛名山西麓から

微かに尾が確認できた!


2025.10.17.のスワン彗星


2025.10.17.  榛名山西麓から

へびつかい座からへび座へ、天の川を横切っていきました


2025.10.20.のスワン彗星


2025.10.20. 榛名山西麓










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