2025年
4月の星空




おおぐま座のM97(惑星状星雲)とM108(系外銀河)


2025.4.17. 榛名山西麓より


 春はおおぐま座が天高く昇る季節。
 北斗七星のひしゃくからは水がこぼれ落ちるような形となって、北極星の上を回っていく。
 そのひしゃくの底の部分を作るおおぐま座のβ星・メラクの近くに、銀河系内にある惑星状星雲の“ふくろう星雲”ことM97と銀河系の遥か彼方にあるM108が接近して見えている。
 M97までの距離は1800光年、M108までの距離は2350万光年と見積もられているのだとか。
 4桁も違う距離差なのに、スナップのように撮影した画像ではまるで並んでいるようで、さっぱりその距離感がつかめない。
            
                         ※左下の輝星がおおぐま座β星・メラク
 




かに座・プレセペ星団に接近する火星


2025.4.17. 


2025.4.30.

今年は 宇宙戦艦ヤマト 50周年記念 のアニバーサリーイヤー !!

 第1話でイスカンダルからの使者としてやってきたスターシャの妹・サーシャが不時着したのが火星だった。これがなければ大マゼラン星雲にあるイスカンダルへの旅は始まらない。火星は宇宙戦艦ヤマトのスタートの星だった。(出発は地球の坊ケ崎沖だったけど…)
 そして、最初のワープテストは月から火星へ向けて。その後、修理のために着陸した火星では雪が降っていた…。
 現実の世界で火星に最初に到達したのは、1971年のソビエトの探査機「マルス3号」。なんとか軟着陸したけれど、そこから送られてきたデータはほぼ皆無。実際に火星に着陸してデータが送信されてきたのは1976年のアメリカの探査機「バイキング1号」だった。
 宇宙戦艦ヤマトの最初のシリーズが始まったのは1974年のこと。その当時、火星に着陸しての詳しい情報はなかったのだった。火星に降る雪を見て、いろいろ想像を巡らせていた記憶は今も残っている。






4月の夜空の連星を眺めてみた


使用した望遠鏡は 口径130mm,焦点距離1000mm の反射望遠鏡です 


おとめ座γ星 (γVir ・ ポリア)
 
主星3.6等  伴星3.6等  離角3.9″  地球からの距離 39光年


かに座ι星 (ιCan ・ デカポダ)
 
主星4.2等  伴星6.8等  離角30″ 地球からの距離 331光年


からす座δ星 (δCrv ・ アルゴラブ)
 
主星3.1等  伴星8.5等  離角24.2″  地球からの距離 87光年


からす座ζ星 (ζCrv)
 
主星5.2等  地球からの距離 385光年


りょうけん座α星 (αCVn ・ コールカロリ
 
主星2.9等  伴星5.5等  離角20″ 地球からの距離 120光年


しし座γ星 (γLeo ・ アルギエバ)
 
主星2.2等  伴星3.5等  離角4″ 地球からの距離 130光年


しし座54星 ( 54Leo )
 
主星4.5等  伴星6.3等  離角6″ 地球からの距離 289光年


おおぐま座ζ星 (ζUMa ・ ミザール)
 
主星・ミザールA 2.2等  伴星・ミザールB 3.9等
地球からの距離 86光年


ふたご座α星 (αGem ・ カストル)
 
主星1.9等  伴星2.9等  離角4″ 地球からの距離52光年
カストルのみ×2バローレンズを使用


 

45年前のタカハシTS130反射望遠鏡で連星を眺めてみた







浅間山へ沈む冬の星々


2025.4.26.  二度上峠から


 

浅間山へ沈む冬の星々









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